内定辞退者を出さないコツとは

Posted on 2月 21st, 2017 | post in 人事労務 |内定辞退者を出さないコツとは はコメントを受け付けていません

内定者に合った内定の出し方をする

企業にとっても学生にとっても、本来避けたいことであるはずの内定辞退ですから、出さないようにするにはどうすれば良いのかを考える必要があります。

そのためにはまず、内定者全員に同じような内定の出し方をしないようにしましょう。
内定というのは本来、内定者を評価したからこそ入社して欲しい、という企業側からの意思表示です。
それが、たくさんの人に同じ文章を丸写しして送っているのでは、と感じるような内定通知を出していては、学生側も入社する意志が弱くなってしまうかもしれません。
自分がその企業に確かに必要とされている、オンリーワンであると感じさせるような伝え方、内容を意識しましょう。

また、意思決定する時に即決できる人もいれば、熟慮しないと決められないという人もいます。
直感で決めてしまう人、論理的に考えて決める人など、様々です。
このような意思決定スタイルを考慮しないで内定を出してしまうと、内定辞退を出してしまう可能性があるのです。

たとえば、熟慮したいタイプの人に今すぐ入社して欲しいと迫った場合、もっと考える時間をくれるところが良いと考えてしまうかもしれません。
反対に、即決タイプの人にじっくり考えて良いと伝えてしまうと、そんなに自分のことは必要ではないのだろうかという風に受け止められてしまう可能性もあります。

内定者が内定辞退しづらいような工夫を

人間というのは、簡単に手に入るとその価値を低く感じる動物なので、メールや電話だけで内定を伝えるよりも、メールや電話ではなく合否の結果を伝えたいのでと来社してもらうようにします。
その上で、対面して内定者の意志や就活の状況を確認し、相手の目をきちんと見て内定を告げた方が、こちらの気持ちもよく伝わります。
採用担当者が内定が決まったことを一緒に喜んであげるなどすると、より効果的でしょう。

さらに、内定を受諾した人とは接点を持つようにした方が、辞退されにくいでしょう。
学生はもしかしたら、一旦はこの会社に決めたけれども他の会社でなくて良いのか、ということを悩んでいるかもしれません。
定期的に連絡を取るようにし、そのような不安な状態の時に他社の採用担当者がつけこむ隙を与えない、というのも大切なことなのです。

何よりも大切と言えるのが、採用担当者も自分がどんな人間なのか、学生に見せておくということです。
是非この人と仕事をしたい、と思ってもらえれば内定が決まった後に辞退される、というような可能性は低くなります。
誰と仕事をするのかということは、思った以上に学生たちにとっては重要なことなのです。

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