手書き履歴書の是非

Posted on 1月 29th, 2016 | post in 人事労務 |手書き履歴書の是非 はコメントを受け付けていません

履歴書

履歴書について考えてみよう

企業に就職するための採用活動では、まず履歴書を送ることになります。
そこには就職希望者のこれまでの人生における記録が記載されています。
どのような学校を卒業して、どんな資格を持っていて、どのような目的でその企業に応募したのかが書かれているため、採用担当者はこれを参考にしながら実際に面接をしたり、採用をしたりするかどうか決めることになります。

履歴書に関してはそれぞれの会社ごとにフォーマットを決めていることも珍しくありません。
細かい取り決めをしているところもあれば、完全に自由にしているところもあります。
よく話し合って、どのような履歴書を受け付けるのかを考えましょう。

また、最近では手書きではなくパソコンで作成した履歴書を受け付ける会社が増えています。
今でも手書きの履歴書しか受け付けないような会社が存在していますが、果たして履歴書は手書きの方が良いのでしょうか。

手書き履歴書はどうなのか

基本的にほとんどの会社では履歴書が手書きであるかどうかを重視していません。
ほとんどの会社はどうでもいいと考えているのです。
一部の会社は手描きの方が有利であると考えています。

人事の担当者の方に考えて欲しい点として、就職希望者は手書きの履歴書をその会社が好ましいと考えているかどうかをきちんと確かめています。
そして、手書きの方が好ましいと考えている会社は、今の社会においては合理性に欠けていると判断されるかもしれません。
手書きしか受け付けないと宣言しているような会社は、旧態依然としていて、古臭い価値観に凝り固まっていると判断されても仕方ないのです。

履歴書をパソコンで作成することにはさまざまなメリットがあります。
本来、履歴書というのは内容を読めなければ意味があります。
また、字がキレイか、漢字を書けるのか、熱意があるのかを判定したいのであれば、履歴書以外にもいくらでも方法はあります。

結局、手書きの履歴書にこだわる合理的な理由というのはないのです。
少なくとも、多くの就職希望者にとっては手書きの履歴書を強制されるのは敬遠してしまうきっかけとなるでしょう。

したがって、よほどのことがない限りは履歴書を手書きのみに限定するようなことはしない方が良いでしょう。
むしろ、パソコンで作成した履歴書もどんどん受け付けるべきです。
また、人事の方にとってもパソコンによる履歴書の方が読みやすいため好都合です。

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